訪問販売の悪質業者の見分け方、特徴を知り、対策をして優良業者に依頼しましょう。

彼らは歩きながら、洗濯物の量や車の種類、表札などを見て、どんな人が暮らしているのかリサーチしてから訪れます。
みんなで相談をしてから契約になる大家族よりも、その人さえうなずけば契約が取れる独居の家を好んで狙います。
必然的に、子どもたちが独立した高齢者の独居宅はよく狙われます。
見た目に古くて、傷みがありそうな一戸建ての家も要注意です。
訪問販売業者に工事を依頼したことのある家にも、契約が取りやすいと思って狙って訪れます。
ソーラー温水器やシロアリ駆除のシール、外壁のサイディングや屋根などを見ただけで、業界の人間なら「訪問業者が工事したな」と経験者は分かるそうです。

・「大変です！お宅の壁にヒビが入っています！」

外から見て判断できる屋根、外壁、基礎などのひび割れや劣化を親切そうに指摘します。

 

・嘘をついて契約させる

事実と違うことを伝えて契約することは当然悪質行為です。

よくある例は、大手企業の従業員であることや、塗料の耐用年数の偽証。

営業に来た人が本当に在籍しているか、事業所へ連絡したり、塗料情報があっているか調べてみましょう。

 

・先払いを要求する

外壁塗装の工事代金の支払いは基本的に後払いです。

場合によっては手付金・中間金・完工後と分けて支払うケースもありますが、全額先払いはまずありません。

 

・先払いの場合、入金後に連絡が取れなく可能性があります。

もし分けて支払う必要があるといわれた場合は正当な理由があるか説明をしてもらいましょう。

そして、後払いにできないか相談してみてください。

 

・家を診断せずに見積もりを出す

外壁塗装の見積りを作成する際は、その家に合った提案をするために現地調査をします。

一軒当たり約1時間ほどは必要になるのですが、その場でさっと書かれた見積りを提出された場合は気を付けてください。

劣化箇所を見落としていたり、実際の平米数と違う数値で記載されており高額な見積りを出されているかもしれません。

 

・所在地が不明

 

名刺をもらった際に住所が記載されていなかったり、記載されてる住所を検索するとよくわからない場所が出てくることがあります。

外壁塗装は後から不備が見つかったり、工事の手直しを保証期間内なら無償で受けることができるのですが、所在地が不明な場合は逃げられてしまう可能性があるので要注意！

 

 

・「モニター募集中です！」

相場より格安のキャンペーン価格で工事できると甘い言葉で誘います。

 

 

・クーリング・オフができないと言ってくる

自分から問い合わせをして契約をした場合はクーリング・オフの対象外になりますが、契約書にクーリング・オフができる旨を記載している業者は多いです。

もしクーリング・オフができないと言われて妨害を受けた場合は、8日間を過ぎていてもクーリング・オフが認められます。

金額が適正価格ではなく、他の会社と相見積を取られたり、キャンセルされたりするのが恐いので、とにかく急いで契約したがります。
契約をするまで何時間も居座られ、帰ってほしいばかりに契約をしてしまうこともあります。
その場で会社に電話をかけ、値引き交渉をしたり契約が取れたと伝えたりして、断れない雰囲気にすることもあります。
これを業界用語で「客電」といいます。
その日はなんとか帰ってもらっても、何度も足を運んで押しの強さで契約を取る業者もいます。
契約後は、すぐに工事を始めたがります。
キャンセル予防の為です。（クーリングオフ期間中は足場が組んでいたとしても契約解除できます。その費用も払う必要はありません）
契約後、または工事中に「ここも」「あそこも」と追加工事を勧めることもあります。
後から勧められた工事の方が本命で、高額で大掛かりなこともあります。

 

工事で悪徳業者に騙されないためには、悪徳業者の特徴を把握しておくことが大切です。

・情報が不確か

・嘘をつく

・契約・決済を急がせる

そして、悪徳業者に騙されないためには対処法を身に着けておきましょう。

・訪問販売を信用しない

・即決しない

・相見積もりを必ず取る

もし、契約した業者が悪徳業者かもしれないと思ったら迅速に対処してください。

・すぐにクーリング・オフをする

・窓口に相談する

・最終手段は弁護士に相談

リフォームはトラブルの多い案件です。悪徳業者の被害は年々増えているのも事実です。慎重になって損をすることはありません。